▲▼▲不動産心理学の編)▲▼▲(第6話)
私も入社して1ヶ月が経ちました。
まだお客様を与えては貰えないですが、そろそろお客様を与えてほしい
なぁ〜と思っている時でした。
その時、山本部長が「なぁ、富ちゃんもそろそろ案内したいやろ?」
と言ってきました。
私: 「はいっ!したいですー!」と元気に返事をしました。
山本部長:「ヨッしゃー!そしたら、今から顧客心理の勉強しよか」
私: 「顧客心理・・???」
山本部長:「まずは、富ちゃん、最初、ワシを見たとき、どー思った?
正直に言いや」
私: 「いや〜・・正直に言えっていっても・・・・・何と言うか」
山本部長:「いかつい、やくざみたいなおっさんやのぉ〜と
思ってたやろ?」
私: 「い・・いや・・はい・・・怖かったっす・・・」
山本部長:「今はどうや」
私: 「気さくで、すごくいい人だなあ〜見かけによらず・・!・・
あ・・すいません・・」
山本部長:「仮に、俺が最初から真面目な格好していたら、
”この人いい人だな〜”なんて思 えへんよな。
真面目な格好していたらそれが当然やから」
「しかし、俺みたいに第一印象悪かったら、客は”コワー”
と思うわな、しかし、いい人ぶっててみぃ”あぁ、この人は
怖そうやけど、実はいい人なんだ〜”と『いい人』が強調
できるわけや!」
私: 「なるほど〜!真面目な格好だと、『いい人』が強調できず、
ガラ悪かったら、それを逆手にとって『いい人』が強調できる。
う〜ん、それで部長はガラ悪いんですね。」
山本部長:「誰がガラ悪いんじゃ!ちょーしこいとったら、あかんど!」
私: 「す!すいませーん!」
山本部長:「そして、『いい人』が強調できたら、
次のステップ『きっちりした人』を強調するわけや」
私: 「はぁ?きっちりした人・・・?」
第7話へと続く・・・
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